2008年3月1日土曜日

(3月1日)
 今日から3月、今は午後2時20分、手術2日後、昨夜放屁(おなら)が出る。お腹が絶えずごろごろ言っている。腸の手術で一番大切なのはガスが出ることで腸の蠕動が始まった証拠なのである。これがないと何か異常があると考えなければならない。それと、昨日書き忘れたが、お腹から管が1本出ている。これは内部にたまった出血を排出する役目と、吻合部から便が漏れてこ無いかの確認のためである。命の綱である。私の場合運良く人工肛門にはならなかったが、もし吻合不全であれば再度手術をし、人工肛門の増設となる。このようにならないことを祈っている。
 夜が長い、そして辛い。仰向けのまま寝ていることの辛さはどう表現したらよいか判らない。まずお尻が痛い、腰が痛い、痒い、左右に向けない苦しい経験は4回目だが、今回は動くと切開した傷口と、チューブが出ている左下腹部の痛みが尋常ではない。
 午前11時本日初めての歩行を行う。距離にして約20メートル、昨日より距離は伸びたがとにかく痛い。想像を絶する痛さである。点滴の管、尿の管、体内からの管をぶら下げ看護師さんに支えられて歩くのである。すれ違った高齢の女性も同じように歩行している。私より少し前に手術されたそうである。
 午後1時、かみさん到着、ヨーグルト、プリン等の摂取許可となり、プリンを初めて食べる。お腹がごろごろ強烈に唸っている。内臓内部が久しぶりの食べ物でびっくりしているのだろう。
 午後3時2回目の歩行、朝と違いあまり痛みもなく思った以上にスムーズに歩行できる。距離は50メートルほどに伸びる。この調子で明日からもがんばるつもりだ。

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